
「親と一緒に暮らせる家を探したい」
「二世帯で暮らすなら、どんな間取りがいいんだろう?」
そんなとき、選択肢の一つとなるのが「二世帯住宅」です。
二世帯住宅というと、玄関やキッチン、お風呂などがそれぞれ2つずつある家をイメージする方もいるかもしれません。
しかし、二世帯での暮らし方は家族によってさまざま。すべての生活空間を分けるだけでなく、LDKや水回りを共有しながら、それぞれの個室を確保する暮らし方もあります。
中古住宅から探す場合も、「二世帯住宅」という条件だけにこだわらず、5LDKや6LDKなど部屋数の多い住宅まで選択肢を広げてみるのがおすすめです。
今回は、二世帯住宅の基本的な種類から、二世帯で暮らす中古住宅を探すときにチェックしたいポイントまでご紹介します。
目次
二世帯住宅ってどんな家?
二世帯住宅とは、親世帯と子世帯など、二つの世帯が一つの建物で暮らすことを想定した住宅です。
ただし、「二世帯住宅だから設備がすべて2つある」というわけではありません。
玄関やキッチン、浴室などを二世帯で共有する住宅もあれば、一部だけを共有する住宅、それぞれの世帯で生活空間を分けた住宅などがあります。
家族同士の距離感や生活スタイルによって、暮らしやすい形は異なります。
二世帯住宅にはどんなタイプがある?
二世帯住宅は、生活空間の分け方によって、大きく3つのタイプに分けて考えることが出来ます。
完全同居型
玄関やLDK、キッチン、浴室などを二世帯で共有するタイプです。
一般的な住宅に近い間取りで、家族が一緒に過ごす時間をつくりやすいのが特徴です。
一部共用型
玄関や浴室など、一部の設備を二世帯で共有するタイプです。
例えば、玄関と浴室は共用しながら、それぞれの世帯にLDKを設けるなど、共有する部分と分ける部分をつくります。
完全分離型
玄関やキッチン、浴室などをそれぞれの世帯に設け、生活空間を分けるタイプです。
同じ建物で暮らしながら、それぞれの世帯の生活リズムやプライバシーを保ちやすいのが特徴です。
3つのタイプを表で比較してみましょう!
| タイプ | 特徴 | 暮らし方 |
|---|---|---|
| 完全同居型 | 玄関・キッチン・浴室などを共有 | 家族で一緒に過ごす時間をつくりやすい |
| 一部共用型 | 玄関や浴室など、一部の設備を共有 | 一緒に使う場所と分ける場所をつくれる |
| 完全分離型 | 玄関・キッチン・浴室などを世帯ごとに設置 | それぞれの生活スタイルを保ちやすい |
中古住宅では、必ずしも希望するタイプの二世帯住宅が見つかるとは限りません。
そこで、物件を探すときに注目したいのが「部屋数」です。
二世帯で暮らすなら「部屋数」にも注目
二世帯で暮らす家を探すとき、「二世帯住宅」という条件だけに絞ってしまうと、物件の選択肢が少なくなることがあります。
キッチンや浴室、LDKなどを家族で共有できるのであれば、5LDKや6LDKなど、部屋数の多い中古住宅も検討してみましょう。
例えば、LDKは家族みんなで使用しながら
・親世帯の寝室
・子世帯夫婦の寝室
・子供部屋
・趣味や仕事に使う部屋
など、それぞれの個室を確保できれば、一般的な中古住宅でも二世帯で暮らせる可能性があります。
「二世帯住宅」という名称だけを見るのではなく、家族の人数や必要な個室数から物件を探してみると
選択肢を広げやすくなります。
部屋数の多い中古住宅を見てみよう
実際のどのような間取りがあるのか、物件情報を見ながら考えてみるのもおすすめです。
部屋数の多い中古住宅で二世帯暮らしをするメリット
それぞれの個室を確保しやすい
二世帯で暮らす場合、一緒に過ごす場所だけでなく、それぞれが自分の時間を過ごせる場所も大切です。
部屋数に余裕のある住宅なら、家族それぞれの寝室や個室を確保しやすくなります。
家族で共有するスぺースをつくれる
LDKやキッチンなどを共有すれば、食事をしたり会話を楽しんだりと、家族が自然に集まれる場所をつくることができます。
一方で個室も確保することで、一緒に過ごす時間と、それぞれで過ごす時間の両方を持ちやすくなります。
物件探しの選択肢を広げられる
完全分離型の二世帯住宅だけを探すのではなく、「二世帯で暮らせる部屋数があるか」という視点を加えることで、検討できる中古住宅の幅が広がります。
希望するエリアや価格など、ほかの条件とのバランスも考えながら探してみましょう。
二世帯で暮らす中古住宅を選ぶときのポイント
部屋数が多ければ、それだけで二世帯が暮らしやすいとは限りません。
実際の生活をイメージしながら、間取りや設備を確認することが大切です。
それぞれ何部屋必要か
まずは、二世帯で何人が暮らすのか、それぞれ何部屋必要なのかを整理してみましょう。
現在の家族構成だけでなく、子どもの成長なども考えながら必要な部屋数を考えておくと、物件を比較しやすくなります。
どこまで共有できるか
キッチン・LDK・浴室・洗面・トイレなど、家の中には家族で使用する設備がたくさんあります。
「キッチンは一緒でも大丈夫」
「洗面台は分けたい」
など、共有できる場所・分けたい場所を家族で話し合っておくと、必要な間取りが見えてきます。
生活時間の違いも考える
親世帯と子世帯では、起床時間や就寝時間、食事や入浴の時間などが異なることもあります。
寝室とLDK・浴室の位置関係など、生活時間が違ってもお互いに過ごしやすい間取りか確認してみましょう。
駐車スペースもチェック
二世帯で暮らす場合は、必要な駐車台数も忘れずに確認したいポイントです。
親世帯・子世帯それぞれが車を所有している場合、部屋数は十分でも駐車スペースが足りないことがあります。
物件を探す段階で、現在の車の台数や将来必要になりそうな台数も考えておきましょう。
リフォーム・リノベーションという選択肢も
「部屋数や立地は希望に合っているけれど、もう少し二世帯で暮らしやすくしたい」
そんな場合は、中古住宅を購入したあとにリフォーム・リノベーションする方法もあります。
例えば、部屋の使い方を変更したり、家族の暮らし方に合わせて設備を見直したりすることで、より二世帯で暮らしやすい住まいにできる場合があります。
ただし、建物の構造や給排水などの状況によっては、希望する工事が難しい場合もあります。
リフォーム・リノベーションを前提に中古住宅を購入する場合は、希望する工事ができるかどうかを購入前に確認しておくことが大切です。
リフォームとリノベーションの違いについては、こちらの記事でもご紹介しています。
まとめ
二世帯で暮らす住まいには、完全同居型・一部共用型・完全分離型など、さまざまな形があります。
中古住宅を探す場合は、「二世帯住宅」という名称だけにこだわらず、5LDK・6LDKなど部屋数の多い住宅にも目を向けてみましょう。
キッチンや浴室などを共有できるのであれば、一般的な中古住宅でも二世帯で暮らせる可能性があります。
まずは「どこまで一緒に使えるのか」「それぞれ何部屋必要なのか」を家族で話し合いながら、自分たちに合った住まいを探してみてはいかがでしょうか。